嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
「こいつは俺の大事な片腕や~頼りになるで…なんせ『王龍』の王の側近…紫岐総督と同じやさかい…」


紫岐総督?

マフィアのドンを王と言ったり…色々呼び名があるんだ…


「俺も…『紅龍』の人間やけど…光様や彰様のように野望はある…あいつらと手を組んで…『王龍』を倒したるつもりや」


「えっ!!?」


「……お前は俺のたった一人の肉親やし…助けてやった。しかし…こう佐波様に瓜二つと来るとヤバイな~」


千暁さんは考え込むように私の顔を見つめる。




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