嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
「お~い…ジュンジュン…お前の部屋にこいつ隠しておいたってくれへんか?」


「……はぁ?」
洵さんは頓狂な声を出して聞き返す。


「ここに置いとって…兄貴らに見つかったら…ヤバイやろ?」


「……しかし…」
洵さんは困惑気味に私を見つめる。


「なっ、なっ…ジュンジュン頼むわ~」


千暁さんは洵さんに拝み倒した。


洵さんは渋い顔で…
「わかりました」
と呟いた。


軟禁されるのは同じなのか……


私はボ~ッと辺りを見つめる。




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