嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
私は洵さんの運転する黒のバイクのバックシートに跨った。


アジトを後にして…洵さんの住む場所に向かう。


「……」
さっきは猛スピードで走りこんで来た洵さんのバイク。


でも私を後ろに乗せている為…風を優しく…切るような安全運転のスピード。



赤信号で停止。


「……俺は佐波様の顔は写真でしか見たコトありません」


「…そうなんですか?」


「確かに似てますね…」


一言二言、喋っていると青信号に変わった。


「!!!?」





< 144 / 302 >

この作品をシェア

pagetop