嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
紫岐様は誰かとケータイで話をしていた。


ケータイを切ったとたん…チッと舌打ち。


布団の上にケータイを投げ捨てる。


「…つまらない男を捕まえて…俺が手離した意味が無い…」


苛立ち気に吐き捨てる。


私は何も言えず…唯…隣のベットで沈黙。


強引に穴を開けられた耳朶が少し痛くて、疼く。



「…出かける…お前も付いて来い」


「えっ!?」


でも着る服がなかった。
紫岐様はスーツケースから…チャイナドレスを出して来た。


「コレを着ればいい…」


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