嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
私に拒否する権利はなくて…ひたすら私は紫岐様に身体を委ねた。


窓の外の世界はまだまだ喧騒の中。


ネオンの光がカーテンの隙間に差し込んでいた。


紫岐様は私に自分を刃を突き立てる。


心とは逆に身体は僅かであるが快楽を感じた。


他の男には今まで感じたコトがない感覚。


光さんと同じ闇の世界の人だから?
同じ龍に血を引く者だから?


私は光さんを愛してるはずのに……


「!?」


私の瞳には涙を湧いた。


スキでもない男に感じる自分が…すごくイヤだった。


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