嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
「ダメです!!あれは大人がするゲームです…」


「……」


郡迩様は拗ねて口を尖らせた。

日に日に成長してゆく郡迩様。


俺は郡迩様を抱っこして…強制的に部屋に連れて行った。


「……どれにします?」


成長すれば自分の置かれている立場が自然と見えて来る。


トーヤ様も幼い郡迩様には…普通の子供の生活を送らせたかった。


しかし…1年前…幼稚園で誘拐されそうになって以来…屋敷からは出られなくなった。



「……やっぱりさっきのゲームがしたい…。紫岐だって銃持ってるじゃん」


「…コレは…トーヤ様と郡迩様をお護りする為です…」


「でも…ゲームの中の人は生き返るんだよ!!」


< 228 / 302 >

この作品をシェア

pagetop