嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
郡迩様は駄々を捏ねて…佐波様の眠る部屋に入った。


「郡迩様でも…勝手に佐波様の元に行くのは禁じられているはず!!」


俺の言うコトを聞かず…郡迩様は佐波様の眠るベットの脇に立つ。


「…ママ…郡迩だよ!」


「……」


トーヤ様が毎夜…佐波様の髪をキレイに洗い…身体拭いていた。


植物人間にはとても見えなかった。


頬の血色も良くて…起こせば…すぐに目覚めてくれそうなそんな雰囲気。


郡迩様は佐波様の身体を揺する。


「郡迩様!?」
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