嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
「郡迩様が佐波様の寝室に勝手に入ったのでトーヤ様からお叱り受けまして…」


「……そうか…」


郡迩様の頭を撫でる紫岐様。


「…郡迩様の為にトーヤ様も佐波様をお目覚めさせようと毎日…努力をしておられます。
トーヤ様は決して…郡迩様のコトを嫌いになったわけではありません」


「……」


郡迩様はようやく泣くのを止めて…自分の部屋に戻ろうと廊下を駆け出す。


「…郡迩様!?走ってはなりません!!」


紫岐様も郡迩様のコトとなると冷静では居られない。
郡迩様の一つの一つの行動に心配顔。
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