嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
煌々したネオンの光で彩られた不夜城を歩く紫岐様の姿は堂々としていた。


黒いサングラスで素顔は隠れているが…紫岐様の姿を見たとたん…皆が顔を背ける。


皆が紫岐様を知っているーー


古びた雑居ビルの前に立った。


「……此処は我々の店だ…入るぞ!!」


紫岐様に言われるまま俺たちは店の中に入った。


普通のキャバクラのような店。


「……気に入った女が入れば言え…奥の隠し部屋で…抱けばいい」


「……」


客と酒を飲んでいる女たちはキャバ嬢ではなく売春婦だった。



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