嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編

俺は仕方なく…椅子に座っていた。


火を起こしたかと思えば、トーヤ様が肉まで焼く始末。


「トーヤ様!?」


「お前はたくさん食えばいい…光」


焼けた肉をトングで俺の紙皿に入れるトーヤ様。


マフィアのドンとは思えない…優しくて陽の下が似合う人。


紫岐様とは瓜二つなのに…印象は全く違う。


「……光」


今日はやたら…トーヤ様が俺を呼びつける。