嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
 広い背中…。


 ウリで相手する親父は加齢臭なのかクサかったけど…光さんは甘い香水の匂いを
漂わせる。

 自分で『ヤクザ』と言わなければ…ホストと間違われるような美貌の持ち主。


 「!!?」


 急に立ち止って振り返る光さん。


 そのまま勢いで私は光さんの胸に突っ込んだ。


 「!!!?」


 そのまま…光さん…手を私の背中に回して来た。


 「あ、あ、あのう!!?」

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