嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
 「!?」


 何も返してないのに…光さん…私に優しい微笑を浮かべる。


 「…お前の初めての相手は俺にしろ」


 「!!!?」


 白昼堂々といきなり…道端で光さんは恥かしいことを言い始めた。
 聞いてる私の方が焦って…周囲をキョロキョロ。


 「……」


 昨日は金づるとか言っておいて…今日は自分の女?
 …適当に身体を奪って…捨てるんじゃないの?

 そんな感じに思えて…私は光さんに…嫌悪感を抱き始めた。


 そんなオトコにときめいた私…バカでしたと…心は…


 後悔一色。



< 29 / 302 >

この作品をシェア

pagetop