嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
 「此処だ…」


 目の前には宮殿のような真っ白な建物。


 「此処が!!?キャバクラ??」


 「ああ~キャバクラ『プリンセス』だ…俺たち御子柴組のいちばんの資金源となる場所だ」



 光さんは自慢げに私に言い放つ。


 「……」


 私は光さんの背中について行く。


 光さんは建物の裏に回った。


 そしてフロアへと真っ直ぐに入って行く。


 「ママ居るか??」


 誰も居ないフロアに光さんの大声が響き渡る。


 

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