嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
 「…メイクして派手な服を着せれば…何とかなる」


 何とかって!!?
 さっきは光さん、口説いたような口振りだったクセして…

 やっぱり…口先だけか…


 「……ふっ…何とかね~」


 「!!?」


 眼鏡男は私に顔を近づける。
 そして…頭のてっぺんから足先まで見つめる。

 イヤらしいとかそんな下心は一切ない。
 生き物を観察をするような感じ。


 「……まあ~1階のフロアで接客するには問題ねえな~」


 「俺はVIP専用にするつもりだ」


 「はぁああ!?冗談よせよ」

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