嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
私は慌てて準備して…自分で髪をセットした。


安司さんの運転で『プリンセス』に向かう。


「……光さんって組員たちに人気あるのね~」


「組長は口は悪いですけど…俺たちに優しいっスから…」

優しいヤクザか……


「でも…その優しさが組長の首を絞めてます」


「!?」


「……ここ何ヵ月か…上納金をキチンと納めるコトが出来なくて…」


「上納金って何?」


私は全くヤクザの世界のシステムを理解してなかった。




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