嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
私は開店ギリギリに店に滑り込む。
既にフロアではミーティングは始まっていた。


フロアには光さんと共同オーナーの彰さんの姿。
そ~っとキャバ嬢たちの列に近づいたつもりだったけど…


「揚羽…」


彰さんが私を呼びつけられた。
私はタラリと焦りの汗が額に滲み出る。


「新人のクセに…遅刻して来るとはいい度胸だ…後で俺の元に来い」


「申し訳ありません…」
私は素直に頭を下げ捲くる。


「いいから…後で来い!」
謝っても許してはくれなかった。





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