嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
ミーティングの後…私は彰さんのそばに近寄った。


「…来い」
彰さんは強引に私を引っ張って店の奥のオーナールームに連れ込む。


「……遅れた理由は?光か?」

そうぶっきらぼうに言い捨て…私の手を離す。


そして彰さんは黒光りしてるレザーのソファーにドカッと腰を下ろした。


「…光の具合は?」



「少し熱があって…看病に追われて…遅れました申し訳ありません」



「……光が熱?破傷風にでもかかったのか?」



「それは違うと思います…」





< 77 / 302 >

この作品をシェア

pagetop