嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
ボーイに案内されて…恰幅のいい太った親父と彼を挟むように黒服の男二人が入って来た。


彰さんの知り合いらしい。


私は慶子ママに言われるまま水割りを作る。
慶子ママは彰さんとともに仲良くお客様と談笑。


他愛のない世間話で盛り上がる。


VIPと言っても…一元のお客様たちとはそう変わらない雰囲気。
唯…お酒が高いとか個室だからとか…そんな感じだけの違いかな?


彰さんは黒紫の風呂敷に包まれたモノをテーブルに置いた。



真ん中に座った偉そうな親父が風呂敷を開けて…中の桐箱の蓋を開ける。



「!!!?」





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