DADDY
アイカちゃんは、男性用のネクタイを選んでいた。
私はアイカちゃんが、アレックスに何か、プレゼントする気なんだろうと、思った。
「ソレ、アレックスにあげるの?」と、イタズラっぽくアイカちゃんに聞いたら、
アイカちゃんは、焦りながら、「ち、違うし!お姉ちゃんにあげるの!」と私に強く言った。
そして、アイカちゃんは、そのネクタイを買った。そのネクタイは、ラッピングされていた。
アイカちゃんのケータイの時計を見て、もうそろそろかなって思った。
「もうそろそろ行こう?」
「そうだね」とアイカちゃんは首を縦に振って、
私たちは、そのモールを出て、英会話学校に入った。