【企画】冬のある日の物語
…もうすぐ、かぁ


実は唯斗の誕生日兼クリスマスプレゼントはもう買ってある


当日まで秘密だけど


気に入ってくれるかなぁ…


そんなことを思っているうちに、夜は更けていった…


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今日は12月23日


クリスマスイブの前日


…そして、唯斗の誕生日の前日


「雪亞ー」


「ん?」


「明日、イブだなっ」


そう言いながら、満面の笑みを向けてくる


くうぅ…悔しいけど、めちゃくちゃかっこいい


「誕プレ、楽しみにしとくからな?」


「…はぁ?あるわけないじゃん」


なんて、ちょっと否定してみる


だって、あげたときの反応見たいし


「…そっか」


明らかに落ち込む唯斗


ヤバい!可愛いっ


何コイツ!


惚れてまうやろぉー


って、既に惚れてるんやけど


あるよって言ったらどうなるんかなぁ?


でもここは我慢


耐えろ


耐えるんだ、雪亞


「…こんなに雪亞のこと好きなのに…」


「…っ///」


話題、変えよう…


このままじゃ、いつかボロでる










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