【企画】冬のある日の物語
「やだやだやだっ!ねぇ、唯斗!唯斗!起きてよ!やだ、私を置いてかないで…。ねぇ、唯斗ぉ」
やだ…
やだよ…
若すぎるよ、唯斗…
愛してるって言って死ぬなんて
ズルいじゃん
馬鹿
馬鹿
馬鹿
私を置いてかないでよ
ねぇ、唯斗…
「…雪亞ちゃ…っ!?」
バタンッ
そこで私は…意識を手放した
────────────
──────────
「──んんっ」
ガバッ
「唯斗っ」
目が覚めてからの第一声は、それだった
「…雪亞ちゃん…」
唯華さんが悲しそうな目で見つめてくる
分かってる
分かってるんだ
あれが夢じゃないことくらい
唯斗が…死んだってことくらい
「…雪、降ってるわね…」
雪…
前までは好きだった
けど
今は大嫌い
私の大切な唯斗をもっていっちゃったから
「…雪って…神秘的よね…。雨でも、雪でも…中身は一緒なのに、雨は疎まれて、雪は逆に喜ばれる。雪って…ふわふわしてて…どこか特別な感じだからかしら…?クスッ雪亞ちゃんみたいね」
「…え?」
やだ…
やだよ…
若すぎるよ、唯斗…
愛してるって言って死ぬなんて
ズルいじゃん
馬鹿
馬鹿
馬鹿
私を置いてかないでよ
ねぇ、唯斗…
「…雪亞ちゃ…っ!?」
バタンッ
そこで私は…意識を手放した
────────────
──────────
「──んんっ」
ガバッ
「唯斗っ」
目が覚めてからの第一声は、それだった
「…雪亞ちゃん…」
唯華さんが悲しそうな目で見つめてくる
分かってる
分かってるんだ
あれが夢じゃないことくらい
唯斗が…死んだってことくらい
「…雪、降ってるわね…」
雪…
前までは好きだった
けど
今は大嫌い
私の大切な唯斗をもっていっちゃったから
「…雪って…神秘的よね…。雨でも、雪でも…中身は一緒なのに、雨は疎まれて、雪は逆に喜ばれる。雪って…ふわふわしてて…どこか特別な感じだからかしら…?クスッ雪亞ちゃんみたいね」
「…え?」