【企画】冬のある日の物語
それから数日後のこと


私は衝撃な事実を知ることとなる


崩壊の足音が迫ってくる


その足音は


どんなに叫んだって


どんなに逃げたって


もう、止まってくれない


ただ、分かるのは


壊れる、ということ


────────────
──────────


ついにその日を迎えた


だが、私が気付くはずもなく…


「よぉっ」


「…唯斗っ」


唯斗を出迎えた………


最初は他愛もない、いつもと変わらぬような会話をしていた


…だけど


唯斗の表情が何故か固い…


「…唯斗…?」


「…あ?」


「…どうか、したの?表情が…」


「…っ」


唯斗は私の質問には答えず、俯いた


そして、やっとあげた顔は


…何かを決心したような、そんな表情だった










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