わたしの24年間
4章19才
19才の秋
19才の秋、いきなり帰ってきたわたしを両親はなにも言わず、母さんは目に涙溜めながら、「おかえり、もうすぐご飯だよ」って、父さんは「早くしろ、飯覚めちゃうべ」って…甥っ子は「おかえり〜遊んで」って、姉たちは「このばか、世話やけるよ、あんたは」って…そして友人たち、みんなして「ばぁか、おかえり〜」って…ホントに心から帰ってきてよかったと思った。
そのときは…………
そのときは…………