君と僕の放課後
「すみません‥春弥先生」
「徠?」
担任はきょとんとした。
..そりゃそうだよな。
一応優等生の僕が教師達のいうバカ組と一緒に居る時点で、この人には疑問なんだ。
そして今まで一度もしたことのない遅刻を僕はした。
めんどいなぁ‥
と僕が想っていると、担任が口を開いた。
「徠、お前はなぜこいつらといるんだ。」
予想範囲内の質問。
いつか聞かれると分かっていたムカつく質問。
「なぜいるか?そんなこと春弥先生には関係のないことだと思います。」
「‥そうだな。だが、こいつらといたから遅刻をしたんだろ。一緒にいる意味などないだろ?」
ムカつく。
なにも分かっていない大人に侮辱され悲しい瞳をしている稔、千架、千唯が目に入った。
僕の大切な仲間を…
「てめぇに言われる筋合いねぇよ」
「え‥徠?」
担任は驚いた。
「てめぇに言われる筋合いねぇって言ってんだよ。一緒にいる意味がない?ふざけるな!!!それを決めるのは俺だ!!」
僕の今までに使ったことのない言葉を聞き、固まっている担任。
いや、担任だけではない。
クラスのやつも固まっている。