君と僕の放課後


僕は黙っている咲良に色々な話をした。

自分のこと、稔や千架、千唯のことを話した。

すると咲良は言った。


「咲良」

「え?」

「咲良って呼んで」

「......えっ!?」


僕は兎に角驚いた。

女子から下の名前で呼んでなんて言われたことがなかった。

嬉しさと恥ずかしさ、何よりニヤケが…


「いっいいの!?」

「うん」

「っ!‥さっ…咲良!」

「はーい!」


僕が呼ぶと咲良は笑顔になり返事をしてくれた。
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