君と僕の放課後
「開店するぞっ!!!!」
店長の元気な声が店に響いた。
「はい!!!!」
それに答える店員の元気な声が響く。
僕らのバイト先「black×white」の営業開始だ。
「いらっしゃいませ。お好きなお席へ」
店員はこれだけをどのお客様にも言う。
するとお客様は何故か「ありがとう」とだけ言って席に着く。
未だに理由は分からないが、どのお客様も優しい表情に変わる。
そして注文を受けるのは店長だけ。
「black×whiteへようこそ。今日はblackになさいますか?それともwhiteになさいますか?」
そして店長はこの言葉を言う。