君と僕の放課後
「あのさ‥咲良」
「ん?なに?遅刻のことはもう怒ってないよ?」
咲良は苦笑いしながら言った。
「ありがとな‥」
「…どうしたの?」
咲良は僕を見つめた。
今‥咲良に告って答えは聞けるのだろうか
でも、今しかチャンスがない‥
次のバイトから咲良とは勤務時間が違う。
言うなら‥今しかない。
「咲良‥」
「ん?」
「僕…咲良が好きだ」
あぁ‥言ってしまった
ただじっと聞いていた咲良の瞳が大きく見開かれた。
「え‥?」
「咲良が好きだ。僕と‥付き合って下さい」
僕は頭を下げた。
咲良からの答えを待つ。