君と僕の放課後
「あー!!!美海の徠くんが女と話してるー!!!」
女‥美海(ミウ)と言う奴は咲良に指を指しながら叫んだ。
咲良は溜息をつき口を開いた。
「徠は私のよ。大切な私の彼氏」
咲良は微笑み言い放った。
美海は「アンタなんか相応しくないー!!!」と叫んでいるが、咲良は気にする様子もなく自分の持ち場に戻っていった。
「徠くぅーん!あんなのやめて美海にしなよー。美海の方が徠くんにはピッタリだよぉー」
「は?」
イライラする。
コイツは見ているだけでムカつく。
咲良と違って、ぶりっこで語尾を伸ばすこの女の存在を見るだけで僕は吐き気がする。
「お前みたいな女に興味ない」
「えーー!!美海のが可愛いじゃんかー!!」
美海はほっぺたを膨らます。
「キモイ。僕の中では咲良以上の女は存在しない」
「っ!そんなの‥ありえないー!!」
僕は溜息をついた。