君と僕の放課後
学校から
バイトが休みなある日‥僕の家に一通の封筒が届いた。
僕は封筒を丁寧に開け、中に入っている手紙を取り出した。
手紙は‥僕と咲良が行くことをやめた学校からのものだった。
大里徠 様
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
こんにちは。
生徒会長の新橋奈緒です。
君が学校に来なくなり、色々と問題が増えるようになりました。
生徒達は教師に反発し、何人もの生徒が辞めていきました。
俺は生徒会長として止めましたが、力が足りず引き止めることが出来ませんでした。
皆、口々に言っています。
「大里がいれば」「大里がいるなら辞めない」「徠じゃないとダメだ」
皆言っています。
どうでしょう‥
もう一度、学校に戻ってきてくれませんか?
新橋奈緒
 ̄ ̄ ̄ ̄
「…長っ‥」
僕は新橋 奈緒(シンバシ ナオ)先輩の手紙を読んで思わず吹き出してしまった。