『いつか。愛。』

店に入ると専務がいた。

すぐに奥に呼ばれる。



新しい店は専務の独立店らしい。
オープンまで２週間。


３０分ほど話し込み専務は新しい店へ行った。


その日も何事もなく
営業がおわる。


後片付けをしていると
店長が

「お疲れ様。明日後から新しい店で頑張れよ。
お前ならどこいっても大丈夫だよ。」


「はい。」


「明日休みだろ？明日のこの時間にこれるか？飲みいくぞ。」


「わかりました！」

店長と話し終わり
後片付けをして帰った。



久々の休み。

軽く寝て、掃除洗濯をする。
休みがなく、
ゆっくり話せなかった
友達に電話をして近況を話し合う。


たまってた物を吐き出し少し楽になった気がした。


携帯の電話帳をみていると、
ふと指がとまる。


さとみちゃん出勤かな。
なんとなく連絡してみる。
こんな日ぐらいしか
行けないしな。


『今日出勤？？』


すぐに返信がきた。


『そうだよ〜。めんどくさい〜。』



『何時から？今日休みだから行けるかも！』




『まじ！？９時からだよ！何時にくる？１人？』




こーゆー時は返信早いんだな。


『はいがっつかない。適当な時間に行くからさ。たぶん１人で。』



『あっ。わかった〜！来る時連絡してね〜！！』



そんなメールのやりとりをした。



それからまた友達に電話したり、
だらだらしてたら、もう夜の７時になっていた。


風呂にはいり、
外に出れる準備をする。


久々の休み。
私服。

それだけで、何故かテンションがあがっていた。


一通り準備が終わり、
何となく外にでた。


まだ８時半。
街をぶらつく。