『いつか。愛。』
もちろん誰1人Yesはいない。

「これから飲みに行く元気あるんですか?」

と神田が聞いて来た。

えぇ。そんな元気ないです。
帰る為の口実ですから。

僕はできる限りの笑顔で、
「友達に呼ばれててさ!行く?」

「い、いや僕は今日は大丈夫です。」

もはや神田は廃人になっていた。

「んじゃ、また明日!お疲れ様です!」

店を出る。
作戦成功。

時計をみたら、もう8時近かった。
明日もぐちゃぐちゃなんだろうな。

でも明日、明後日頑張れば月曜休み。

ん〜やる気でた。

家に着くと、
クタクタでスーツのまま倒れ込む。


少しだけこうさせて...



そのままアラームがなるまで爆睡。

やっぱり寝ちゃった。
分かってるけどやっちゃう。

起きて準備。
遅刻しないように。

スーツも変えなきゃね。


家を出て店に向かう。

体が重い。

さとみに電話する。
この時間は電話に出る。

明日は友達連中と千葉のドイツ村に行くらしい。

店に着いても電話を切らしてくれない。

今まで、結婚していると男が女に謝る家庭をたくさんみてきたが僕にはできないと思ってた。
でも、さとみにはそれが自然にできて、
どんどんハマっていく自分がわかってた。


電話をしながら店に入り、みんなを起こす。

僕は今日からまたスカウト。
駅に行く。

しばし、さとみと電話。

1時間ちょっと話し電話を切る。

体が重くてどうもだらけちゃう。

駅にいてもやる気が起きないので商店街を散歩する。
香水屋を発見し、中に入る。
さとみに香水持って行かれたから、買わなきゃ。

同じ物を2つ買った。
1つはプレゼント用に。

ご飯を食べて店に戻る。

今日なんもしてねーな。

店に戻り、少しすると朝礼の時間になった。

今日も軍隊。

そして営業スタート。
スタート時から嵐のような営業だった。


あっと言う間に終わり、
後片付け。

発注などを下の子達に教えながら、フォロー。
「オープン2日お疲れ様。明日は日曜日だし、ここまで混まないからさ!早い時間だけだよ!」

ちゃんと来いよ〜ひよこ君達。
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