『いつか。愛。』

『Song for』

相変わらず村さんには言えず、
ぎこちない感じでマサキさんの店に行くことが続いた。


微妙な時間が言いづらくしていた。


それでも僕とさとみは2人で会える時間を極力作った。
ある日さとみと電話していると

「ねぇハル。
HYのSong for って歌知ってる?」


「知らない。なんで?」


「すごくいい歌なんだ。聞いてみてよ!」


「機会があったらね。」


「絶対聞いて!」


「はーい。」


仕事も忙しく、
興味もわかなかったので、
あまり気にとめなかった。


それから一週間くらいして、
さとみと電話をしていると、


「ハルまたご飯コンビニばっかりでしょ?」

「そう。」

「だめだってば!しょうがないなぁ。」


「じゃさとみが弁当かなんか作ってよ!」


冗談まじりにいってみた。
< 64 / 64 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop