君と過ごす時間

運命という名の再会そして始まり


それから何年たっただろう?俺は荒れた。

毎日違う女を家にいれた。

美久を忘れる為に・・・。

俺はぬけがらのようだった。

けど・・・他の女といたら美久を忘れられると思った。


けど・・・最後には美久の顔が思い浮かぶ。

今周りに居る女は俺にベタベタ触ってくる。

俺はベタベタ触られるのが嫌いだ。

美久は絶対に自分からは触ってこなかった。

もしかしたら美久は知ってたのか?て思う・・・
そんなことありえねぇけど・・・。

たまーに俺に触ってこねぇ奴はいる。

けど・・・

俺が無防備だって分かったらとっさに顔がかわって急に触りだす



俺はいろんな女を見るたび「女ってこんな生き物だったんだ。」って思うようになった。




女は最低な生き物だって。自分に言い聞かせてた。

だけど時々無意識にでる「あの」言葉。

多分まだ俺の中に残っているわずかな「昔の俺」があるからだ。


今日もまた誰に聞かせるでもなくつぶやく。




「美久・・・今・・・幸せか??」






「・・・・・・・・・・・進也?」

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