君と過ごす時間
「進也!待って!!・・・お願い・・・」

美久のおねだりは久しぶりだった。

まだ一緒にいたいって思った。

俺は女を帰らせて美久のもとに行った。

「・・・で、何?」

美久が一瞬ビクッてなった。

 俺が怖いか?美久・・・

「・・・進也・・・ベタベタされるの・・・嫌いでしょ?」

俺は目を見張った。やっぱ美久は知ってたのか・・・

「進也・・・なんでいなくなっちゃったの?」

美久が・・・美久が愛おしくて・・・可愛くて・・・

「私・・・進也がいないとやだよ・・・
    幸せになれないよ・・・」

美久が好きだ。 だけど・・・

「俺では美久を幸せにしてやれねぇよ。
  いつでもそばにいてくれる奴がお前を幸せにしてやれる。
     だから・・・俺じゃダメなんだよ・・・
   


           俺のことは忘れろ。」




美久にこんな事いうのは正直すげぇつらかった。

できれば忘れて欲しくない。

美久・・・大好きだ・・・















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