君と過ごす時間
「なんかKYだけど・・・
ちょっといいかな?」
「あぁん!?んだよKY!!!」
今すっげぇいい雰囲気だったのに・・・・
さっきから美久の隣にいた男・・・
誰だかはすぐに検討がついた。
美久の「婚約者」
「君の手紙読ませてもらったよ。
[今まですみませんでした。俺は美久からはなれます。]って書いてあったよね?」
「・・・それがどうした。何が言いてぇ・・・」
「君さ、「離れます」とは書いてあるけど・・・
「別れる」とは書いてないよね?」
「・・・まさか・・・」
「うん。美久の両親は君達が別れたとは思ってないよ。
いつか戻ってくるって言ってるし・・・それに美久だって・・・」
嘘だろ・・・まぁ・・・具体的に書かなかった俺が悪ぃんだよな・・・
「それに・・・僕じゃ美久を振り向かせる事はできないって分かったしね。」
「・・・はぁ?」
俺が素っ頓狂な声を出したら美久が怒ったような声を出した・・・