君と過ごす時間
夏とはちょっと違う海。

俺たちが出会った時も冬だった。すげぇ寒いはずなのに美久は足首まで海につかっている。

反対に俺はできるだけ丸まって車にもたれかかっている。

「やだー!!進也が素直!!面白!」

「んだよー。人がせっかくさみぃ中連れてきてやったのに・・・」


俺が思いっきりすねたフリをしたら、

美久はあわててかけよってきた。

「ごめんね?・・・ありがとう・・・つれてきてくれて・・・」


美久の可愛さは永久不滅だと思う。マジで。


「嘘だよ。寒いだろ??ほら、おいで。」
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