君と過ごす時間
ここで俺が行けば・・・

美久が選ばれなかったのかもしれない・・・


俺が止めてやれば・・・

なのに・・・

なんであのとき俺は

「気をつけろよ。」

としかいえなかったんだろう・・・。

「もー・・・進也の心配性・・・もう子供じゃないんだから大丈夫だよ!
・・・でも・・・
        そんなところが・・・


         大好きだよ。」


       それが俺が聞いた美久の最後の
           「好き」
           だった。

< 5 / 17 >

この作品をシェア

pagetop