君と過ごす時間

「好き」

「美久!?」

今俺がいるのは美久が入院している病院。

「・・・進也君・・・」

病室にいたのは眠っている美久とそのそばのいすに座っている美久のお母さん。

「あ・・・の・・・美久は・・・?」

おばさんの話によると美久は昨日事故にあいトラックにはねられ、意識不明らしい。
もう目覚めないかもしれない・・・。

おばさんは俺にギリギリまで美久のそばにいてくれって・・・その方が美久も喜ぶだろうって言った。

泣きながら・・・。

俺は泣くこともしゃべることも出来なかった。

ただ呆然と眠っている美久のそばにいてやることぐらいしか出来なかった・・・。
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