君と過ごす時間
それからようやくしゃべれるようになったのは一日後の事。


「美久・・・来たぞ。美久の好きな花持ってきた。綺麗だろ・・・?」


俺がいくら話し掛けても美久が答えてくれることはなかった。


「美久・・・お願いだから目を開けてくれよ・・・もっかい好きっていってくれよ・・・
俺まだ言ってねぇよ?・・・美久に好きって・・・」

こんなことになるなら俺も言っておけばよかった・・・
        美久のように・・・
          素直に
         「好き」って・・・

これからはずっと美久のそばにいてやろうと思った。

        けど。

ある日がきっかけに俺は美久と別れ美久と会うのをやめた。
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