DKのどーしようもない日常
旭と陽哉が叫んだと同時に、パーンッ!と浮き輪が破裂した。あーあ、浮き輪が可哀相。
「それは嫌だ!!」
「俺ら絶っ対やらないぞ!!」
浮き輪を思いっきり引きちぎりながら、必死に拒む赤点大魔双王。
もう浮き輪の原形はない。お前ら、浮き輪に罪はないぞ…。
「…そんなに嫌か?」
俺が呆れてそう聞くと、旭と陽哉は首が取れるぐらいの勢いで何回も頷いた。
…2人共が勉強嫌いなのは前から知ってるけど、まさかここまでとは。
桜高の先生、絶対合格者間違ってるよ。