DKのどーしようもない日常
何かを思い出したかのように旭が呟いた。
…そうだ。俺は、俺は……っ!
「水、苦手じゃなかったっけ?」
「あぁー!確かにっ!」
旭がそう言うと、陽哉が指を指して叫んできた。
…そう。俺は、水が苦手だ。マジ苦手。超苦手。もっそい苦手。だからこんな俺が水泳を教えれるわけがない。
泳げないし、それ以前に…。
「顔を水に浸けることすら出来ませんけど何かっ!?」
水の中に入るだけでも俺にとっては一苦労なんだぞ。顔なんか浸けられないに決まってる。