DKのどーしようもない日常
だから、プールとかではしゃいでる奴らが有り得ない。本当に信じられない。
アンビリーバボー!
「つか、その原因を作ったのって……樹だよな」
「え、そうだっけ?」
旭の言う通り、俺を水恐怖症にしたのは樹だ。憎たらしいことに本人は覚えてないみたいだけど…。
――あれは、樹が中学生で俺らがまだ幼い頃の事。
いつものように俺らは川の近い野原で鬼ごっこをして遊んでいた。
「…もう逃げられないぞ、佑希」
そう言いながら近付いてくる樹。鬼の樹から逃げていたら、いつの間にか川のそばまで追い詰められていた。