DKのどーしようもない日常





幼い俺は泳げるわけもなく水の中で溺れていた。…たぶん、俺は泣いていたと思う。



「ゆうき!?」

「いつき、ゆうきがっ!」

「…大丈夫だ。佑希は俺が助けるからお前らはここにいろよ!」



樹はそばに駆け寄ってきた旭と陽哉にそう言うと、急いで川に飛び込んだ。



「佑希!!」

「い、つき…っ!」



…それから俺は樹に助けられたが、この事がきっかけで水恐怖症になった。

旭と陽哉は俺が水を怖がる姿を見て泳げなくなったらしい。





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