DKのどーしようもない日常





俺は2人にそう叫ぶとケータイと財布を持って家から飛び出した。

…ほんとに覚えてないなんて、ヒドすぎる!!今日は記念すべき俺の……


ーー誕生日なのにっ!!



「…お前はガキかよ」

「……うっさい」



俺はコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる男を睨んだ。

…それは、隣に住んでる樹。


あれから俺は樹の部屋に来ている。本当は遠い所に行きたかったけど、残念ながら格好が…パジャマくんだった。



「ま、俺はちゃんと覚えてたけどな!」

「まじでっ!?」

「誕生日おめっ……ゲホッ!ゴホッ!」





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