DKのどーしようもない日常
すまんじゃねぇーよ。…つか、コッチ向けよ。ちゃんとコッチを向いて謝ろ?ね?
「今ならまだ間に合うから帰って佑希に洗ってもらえ」
「まじかっ!」
樹の言葉に俺は飛び上がった。
まじ!?間に合う!?この汚いコーヒーを落とせるっ!?
「じゃあ俺帰るわ!
……あれ、なんか忘れてる気が…。まぁいいや!じゃあな!」
俺がそう言うと、樹は「ハァー、疲れるヤツだ…」とため息を付いた。
ま、どーでもいいけど!それより、早く俺のパジャマを救出しなければっ!
ケータイをポケットに閉まって俺は勢いよく走り出し、バターンッ!とうるさい音を立てて樹の部屋を出た。