DKのどーしようもない日常
「…もしもし、佑希?おう。陽哉帰ったから。パジャマ洗ってやれよ?
――ごめんなさいっ!洗って下さい、お願いしますっ!」
陽哉が帰った後、樹は誰もいない部屋で土下座をしていた。
「――たっだいまー!……ん?」
樹の家から4m先にある俺の家の玄関を開けると、周りの壁にいろんな飾りが張ってあった。
…あれ、こんなの張ってあったっけ。パーティーでもすんのかなー?
「ねえねえー!玄関の飾りな…」
――パンッ!パンッ!
俺がリビングのドアを開けたと同時に、何かが勢いよく鳴った。