DKのどーしようもない日常
あーもうダメ。吐きそう…。
「…俺はいいから、2人で行って来い」
金を渡しながらそう言うと、2人は目を光らせて猛スピードで走っていった。
「あー、気持ち悪っ……」
俺は近くにあったベンチに座った。
これだから祭りは嫌いなんだよ。…あ、これ2回目だ。
俺がしばらくベンチで休んでいると、近くにいた金髪の男が近付いてきた。
あれは、ヤンキーだな…。
「――佑希?」
「…え?」