DKのどーしようもない日常
⑤燃えろ!DK達よ!
・足が速いとなんかいいよね
「えー、今から50m走をやりまーす」
夏休みが終わり、数週間経ったある日。
相変わらずなぜか白衣を着ている樹が、きなりそんな事を言った。
「…は?なんで?」
「服装は…まぁ、制服でいいか。んじゃグラウンド行くぞー」
え、シカト?
俺だけじゃなくクラス全員が「なんで?」と言ってるにも関わらず樹はシカト。
はあ?樹の分際でシカトだと?…イラッ!
「――おっ、落ち着け佑希っ!たとえムカついたとしても暴力はいけないぞ!」
「心を静めて佑希!確かにムカついたけど暴力はいけないと思うよっ!うんっ!」