DKのどーしようもない日常





ものすっごく樹のシカトにムカついたから殴ろうとしたら、後ろにいた旭と陽哉に止められた。

あと少しで拳が顔面直撃だった樹は、「ごっ、ごごごめんごめんって!謝るから殴らないで!」をひたすら繰り返している。



「……チッ」



俺は10cmくらい上にある樹の顔を睨み、仕方なく手を下ろした。

…んだよ、殴ったっていいじゃねぇか。だってごっさムカついたもん。ごっさムカついたもん、俺。



「で、なんで50m走をやるわけ?」



俺は落ち着いて席に座り、樹に聞いた。

あ、まさかの教育放棄か?だから俺は教師なんて向いてないって言ったのに…。





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