DKのどーしようもない日常





「よーい……ドンッ!」



学級委員であるのひ太くんが手を上げた途端、俺らは「「「うおぉおおおおっ!!」」」と叫びながら全力で走った。

その時の俺らの顔が恐ろしかったことは、言うまでもない…。



「「「――はあっ!?なんでだよ!!」」」



50m走が終わり、タイムを見た俺らは樹に向かって叫んだ。

なんだよ、なんなんだよこのタイムはっ!



「んーなんでって言われてもなぁ…これがお前らのタイムだし……」



ストップウォッチを見て記録を書きながら樹は呆れた顔をしてそう言った。





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